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長唄 棒しばりについて

本当は今回の記念公演、踊りたい演目が他にありました・・・
が、駄目だしww
訳は長唄さんが来札するので、長唄でと・・・

以前からいつかは踊りたいと思っておりました「棒しばり」

まさかこんなに早く実現するとは・・・とはいってももう14年前ww
最近、私のはやりは「坊主物」というとわかる方はいらっしゃるのでは・・・

しかし、「棒しばり」に気持ちを納めいざ始めるとお稽古するのが楽しいことw
一緒に踊って頂く方々のアドバイスを受け、師が残してくれた譜を片手に苦労はございましたが
その一方、譜に書かれているひとつひとつに歴史を感じながら精進いたしました。
ロビー
與志之助師のお写真はロビー正面にかざられ、とても華やか。

棒しばり三人
いざ、始まるとあれよあれよと・・・緊張度が落ち着き始め鮮明にいろんなことが頭を掛けまくり始めました。

棒しばり2
棒に縛られ約30分ほど、稽古最初は腕がだるくて何も物が持てない感覚に・・・
しびれもおさまると、1時間位は縛られていても大丈夫ですw

棒しばり3
太郎冠者が踊り終えると、今度は次郎冠者の番。自分のバランス感覚との戦いw

棒しばり4
今度は連舞へと、縛られた状態で扇を開いたり、投げたりとなんとアクロバットな・・・
けれど、日本舞踊に結構ありますよね・・・扇を投げて受け止める演目w
縛られてするのは初めてだけど
棒しばり5

いよいよクライマックス・・
棒しばり6
留守にしていた大名が、二人がお酒を飲んでるのではと、早めに帰宅したところをおさえられている場面。

もちろん連獅子を踊った後の疲れが肩、腰、腕といつもより重いのが感じられたけど
舞台へ立ちますとなんと不思議、体が軽くなるものでwww
ただし、その後の疲れはどどーんときましたww
今回のことから得ることがこれまでにない物を得ました。

また長唄さんたちも素晴らしい方々がお越し頂きました。
プログラムにはすべての方のお名前が無かったのでこちらでご紹介させていただきます。

杵屋 三左衛門 さま
味見 純    さま
杵屋 三七郎  さま
杵屋 三美郎  さま
杵屋 勝四寿  さま
杵屋 五三吉  さま
杵屋 五吉郎  さま
杵屋 五三吉次 さま
杵屋 五三吉彌 さま
望月 太三郎  さま
望月 太津之  さま
藤舎 呂祐   さま
望月 左太寿郎 さま
堅田 昌宏   さま
福原 寛    さま

長唄様の出番が大変多い公演となっており、本当にご活躍頂きました。
前日のリハーサルは23時近くまでと、二日間にわたり多大なるご協力
心より受けて頂き出演者及び関係者より御礼申し上げます。

杵屋 五三吉様は長唄 二十五里、旭甫が出演した作曲様でもあり
このような記念行事に快く受けて頂い事、そして與志之助師と交流のあった
ご縁がこのような形で繋がっていること、一生のうちに経験出来ることが
限られている、貴重な一日に感謝しております。
















次なる願い
40歳前までにはおみ足公開・・・・・・・・・・・・

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ご報告!

2012年10月8日
吉松派若柳流 記念舞踊会は皆さまに支えられ
盛大に終えることができました。
今回、各々が沢山の試練を超え、沢山の方たちに支えられ
素晴らしい一つのものができあがりました。

精神的に重く考えず、それぞれの舞台を「今日初めての舞台!」「一期一会」を
胸に、大切に躍らせて頂きました!

今月から本腰の稽古しなければ・・・

さてさて
本年10月に迎える舞踊会にて「連獅子」「棒しばり」
とても欲張った演目となっております。
とっいうか・・・
ペイペイの私にとっては無謀な挑戦です。

「連獅子」

能の「石橋」の替の型を舞踊化した獅子物の一つです。
獅子は我が子を千仞の谷へ蹴落としてその勇気を試すといわれていますが、その親子の獅子の愛情と勇壮に連れ遊ぶさまを、前ジテは狂言師の二人が手獅子を持って踊り、後ジテは能の本行通り振毛を冠ってクルイを舞うというものです。
今回は中間に宗論が入ります。

白い毛 親獅子
赤い毛 子獅子

「棒しばり」
能狂言をもとにつくられた舞踊です。外出の用ができた大名は、酒好きの太郎冠者、次郎冠者を残しておくのが心配になり、一計を案じて太郎冠者を後手に、次郎冠者の手を棒しばりして出掛ける。残った二人はいろいろ工夫して、とうとう酒を呑んでしまい、いい気持になって踊っているところへ主人が帰って来るという筋。
コミカルなストーリーになっておりますので、観ていてもわかりやす演目です。

大名    長袴をはいている
太郎冠者  後ろで手を縛られる
次郎冠者  棒に縛られる

徐々に写真もUPしてまいります・・・

本年10月に日本舞踊公演がございます!

私のおばあちゃん、88歳 米寿記念公演を10月8日(月曜日)
10:30より教育文化会館大ホールにて開催することが決定いたしました!
札幌教育文化会館HP

演目をご紹介(順不同)

長唄  七福神
長唄  寿・夢
長唄  島の千歳
長唄  岸の柳
大和楽 恋ほたる
大和楽 松
大和楽 うぐいす
親子孫三代女の四季(創作舞踊)
長唄  秋の色種
長唄  禿
長唄  連獅子
清元  幻お七
長唄  菖蒲浴衣
長唄  藤娘
長唄  京鹿子娘道成寺
常磐津 年増
清元  お祭り
長唄  江戸風流

同志会代表 若柳 與志之助師を偲ぶ
長唄  新曲浦島
長唄  棒しばり
長唄  二十五里

フィナーレ 吉松音頭

このような演目となっております。
後ほど、各演目の内容やお時間をお伝え出来るかと思いますので
どうぞお楽しみに!

無事に今年の納め舞台も終わりました。

沢山の素晴らしい道内の先生と同じ舞台「北海道邦楽邦舞」
今回は長唄「静と知盛」を務めさせて頂きました。
落ち度が沢山ありましたが、見てくださいました方より大変ありがたいお言葉を
頂き、次回の励みと精進への貴重なアドバイス、心より感謝いたします。
旦那さんが撮ってくれた写真を載せます!!

来年10月にはまた教育文化会館にて舞踊会が決定しておりますので
近くなりましたらご案内させていただきます。


静と知盛1
長唄 静と知盛
静御前
静と知盛2


静と知盛3 住吉踊り
長唄 静と知盛  舟長 市川 左三郎 舟子 若柳 旭優 若柳 福光

静と知盛4 知盛

長唄 静と知盛

静と知盛5 知盛